ギャラリーゆうきです

ゆうき

2008年04月29日 14:35


上村 淳之(うえむら あつし)  『緑栄(りょくえい) 
オリジナルリトグラフ 画寸:32.0×41.1cm

大変ご無沙汰しておりました。

今回ご紹介の作品は、日本画家で日本芸術院会員の上村淳之先生の『緑栄』です。
1933年(昭和8年)に京都に生まれます。
祖母は上村松園、父は上村松篁と、ともに文化勲章受章の日本画家という血筋です。
京都市立美術学校を卒業、父・松篁も創立メンバーである創画会に所属。
京都市立芸大の教授、副学長などを務められ、現在は京都市学校歴史博物館館長に就任されています。

国内でも有数の鳥の飼育施設に、263種1600羽を越える鳥たちの生態を観察する中から詩情溢れる花鳥画の世界が生み出されています。
画室には鳥小屋が隣接して作られていて、鳥たちと同じ空間で暮らし、あるがままの姿、自然体を描かれています。

奈良には、松園・松篁・淳之三代に渡る作品の紹介、そして日本画の普及、若手作家の育成を目的とした公募展なども開催される松伯(しょうはく)美術館があります。
これからの行楽シーズンに、関西方面へお出掛けの皆様、プランに加えてみられてはいかがでしょうか?

また、高島屋美術部創設100年事業の一つで、本日29日迄日本橋の高島屋、その後横浜、大阪と『‐万葉の四季‐上村淳之』展が巡回します。

全く余計な情報ですが、私が最初に自分で買った作品は、上村淳之先生の作品でした。