2008年11月14日
アートギャラリーゆうきです

川本 末雄 (かわもと すえお) 『花咲く沼』 日本画10号
1907年 玉名郡玉名村元玉名(現玉名市元玉名)に四男として誕生。
熊本県立玉名中学校卒業後、東京美術学校日本画科に入学、卒業。
中学校勤務後、応召。
1946年に天津より復員、郷里の玉名村に帰る。
日展を作品発表の場とし、日展会員、1968年には日展評議員となる。
1976年には、日本芸術院恩賜賞受賞。作家の司馬遼太郎氏等と並んで
昭和天皇より恩賜賞を賜っている。
1982年12月24日75歳で永眠。
卒業後は、陶磁器の絵付師として生活費を稼ぎつつ、制作制作活動。
しかしこの頃は落選続き。
中学校で美術非常勤講師をしていて、常勤を勧められれば、日本画の
制作に打ち込めなくなると辞退。その後応召、中国へ。
復員後は、郷里玉名で菊池川周辺の風景スケッチに明け暮れる日々。
戦後の食糧難の中、玉名のある医師との出会いで、創作活動に専念
出来たそうです。
また、画家川本末雄の成功は、奥様の功績だという話もよく聞かれる
そうです。寡黙、そして世渡りが下手な画家を社交的な面でうまく切り
盛りされていたようです。
物事に誠実に取り組んでいると、支えてくれるパワーを呼び寄せて
大きなパワーになるんですね。
しかし、いつでも女性の力によって男は助けられているんだなぁと感じます。
世の男性の皆様、女性に感謝しましょう。
Posted by ゆうき at
11:25
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